医師と耳や鼻の病気

視覚、聴覚、臭覚、味覚をつかさどる器官である目、耳、鼻、口という感覚器官は生活していく上でとても大切な役割を果たしています。目は物を見て最も正確な情報を脳に送り、耳は音を聴いてバランス感覚に働き、鼻はエーテル臭・樟脳臭・ジャコウ臭・花臭・ハッカ臭・刺激臭・腐敗臭の7種類の臭気を感じ取ります。そして舌は口に入れた物の味を感じ取って味わい、口に入れた物が危険かどうか判断する機能を果たします。特に耳・鼻・口は互いに近い位置にあり、関連した働きを担います。それぞれの器官が生きていく上で大切な役割を持つため、これらの器官が病気になると日常生活に大きな影響を与え、ケースによってはQOLを著しく低下させることもあります。

耳や鼻の病気では、内耳の異常によりめまいの発作が繰り返される「メニエール病」、細菌やウイルスの感染により耳の中耳部分に炎症が起こる「中耳炎」、耳の詰まり・耳鳴り・耳が全く聞こえなくなる「突発性難聴」、風邪の細菌副鼻腔に感染し繁殖する「急性副鼻腔炎」、発作的にくしゃみ・鼻水・鼻づまりの3大症状を繰り返す「アレルギー性鼻炎」「花粉症」「血管運動神経性鼻炎」などがあります。

特に患者数が年々増加し、現代病とも言えるのがアレルギー性鼻炎です。アレルギーとは、人間が本来持っている免疫システムに異常が起きる病気です。多くの人にとって無害である体外の異物に対して、身体に不快・不利益になるような過剰な反応を示します。近年はアレルギーを引き起す原因(アレルゲン)が花粉だけにとどまらず、ダニ・カビ・ハウスダスト・フケ・ペットなどに対してもアレルギー症状を起こすこともあります。ほとんどの場合、その症状は眼のかゆみ、皮膚のかゆみ、くしゃみ、鼻水など軽度のアレルギー反応を示しますが、発疹、かゆみ、腫れの他、アナフィラキシーショックを起こして命に関わる場合もあります。そのため自分がどのようなものに対してアレルギーを持っているのかをきちんと調べることが大切です。そしてアレルゲンとなるものをできるだけ避け、薬物療法やアレルゲン免疫療法で治療します。

また年齢は耳や鼻といった感覚器の機能に影響し、年齢を重ねると聴力の低下が進みます。高い音が判別しにくくなるため人の話しが聞きにくく、耳鳴りがしたり身体の平衡バランスをとる機能も衰えます。鼻においては嗅覚の衰えからものの味がよく分からなくなります。  また北海道大学病院の医師の求人サイトも是非見てみて下さいね。。

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